取引通貨の種類

  • 第247回 米VS日欧の金融政策に明確なコントラスト

    先週、開催されたFOMCでFRBは、将来の政策金利について「今後も長期間、異例の低水準とすることが正当化される可能性が高い」と従前の姿勢・表現を踏襲したものの、CP買い取りを通じた資金供給やプライマリーディーラー向け資金供給など、緊急時を想定した短期資金供給制度の大部分については、予定通り2010年2月に打ち切ることとした。一方で、ECBはギリシア、スペインなど南欧を中心とした欧州各国に対する不安が広がっていることの危機感をあらわにし、日銀は18日に開いた金融政策決定会合で、デフレ脱却に向けて極めて緩和的な金融政策運営を維持する姿勢を示した。FRBが金融政策の出口に向けて「半歩前進」の姿勢を示すなか、ECBと日銀は「半歩後退」といったイメージで、足下では互い?

  • 第201回 目まぐるしく方向が変わった今週のドル円、そして間もなく?

    ※今週(2月12日)の『武市のなぜなにFX』は、筆者都合により休載いたします。 米雇用統計を控えた今週は、めまぐるしく方向性が変わる展開となりました。先週末の米GDP・シカゴ購買部協会景気指数・ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったことを背景にドル買い優勢でスタートしたドル円は、米雇用統計への楽観論を浮上させた3日のADP雇用統計(民間)では91円前半まで上値を拡大する動きを見せました。欧州の財政悪化懸念を背景にしたユーロ急落の影響で、対ユーロにてドル買いが進行したこともドル円上昇を後押しした感があります。しかし91円ラインより上方向で段階的に控えていた国内輸出筋のドル売りオーダーをこなすほどの勢いはなく、4日の米新規失業保険申請件数の悪化で米雇用統計に対する過度の期待感が萎?

  • 原油安・ドル高

    インドネシアがOPECからの脱退を表明したことから原油相場が大幅続落し、これがドルの支援材料となってドル円相場は続伸している。サブプライム問題が実体経済へ悪影響を及ぼし、原油価格の高騰がドル安に拍車をかけていたが、原油相場が軟調に転じれば懸念材料の一つが払拭されることになり、ドルにとっては支援材料となろう。目先的には104.50~105.00円が上値抵抗帯になると見られているが、ここをすんなりと上抜けてくるようであれば、次の抵抗である106円レベルを試す動きになってこよう。しかし、原油相場が下げ止まって再度騰勢を強めたり、米国経済にとって新たな弱材料が出現すれば反落する可能性も高く、その際には102~105円のレンジ取引が継続し、新たなトレンドを探る展開が続くと予想される。レンジが続く、とい?

  • 折り返し

    早いもので今年も約半分が終わろうとしている。年初112円レベルだったドル円は、3月に95円台後半まで突っ込み、その後108円台後半まで戻す展開となっている。直近では米国の利上げ観測が弱まっていることや、米経済が想定以上に減速しているとの観測から上値が重くなっているが、再度100円を割れて下値を試すような状況にはなっていない。当面は105~109円のレンジ取引が続くと予想されるが、FOMC後のコメントで弱気な見方が広がれば、短期的には下値トライになることも考えられる。クロス円での円売りが、ドル円を支えられるかどうかも注目されよう。

  • 第431回 「EUR/USDの今回のリバウンドは、どうやら短命だった?

     今週前半の、外為マーケットの主要通貨の商状は、一時凌ぎの場当たり的と表現してもさしつかえないものとなっていたのではないでしょうか、、、。 もってして、戦略的なポジション・メークによるものでなく、無難なポジション調整(利益確定)に終始していたに過ぎないのではないかとも思えますので、次の展開が(腰を据えてのトレードの再開が)待たれますが、まだ先のことなのでしょうか、、、。 今週は明けの月曜日が、米国マーケットが休場(プレジデンツ・デー)でしたし、、、。また、東アジア圏の(大半の)新興マーケットが、旧正月による連休入りといったこともあり、、、。月曜日・火曜日と、(特に、東京タイムでは)マーケット全般で薄商い(東京株式マーケットでは、売買高・代金は大発会以来のボリ?

  • 支持線割れ?

    先週末に発表された米・雇用統計は事前予想を下回り、ドル円は2005年1月の安値を割り込んで、1999年11月以来の安値を示現した。「サブプライム問題」に端を発した米国の金融不安が、実体経済に影響するとの思惑がドル売りを呼んでいるが、先週末は101.41円の安値後は急反発し、一気に底割れ商状という事態には至らなかった。しかし、101.20-25円レベルをブレークすれば一気に100円割れをトライするとの見方が多く、米国サイドからドルの弱材料が出てくれば、売りが売りを呼ぶ展開になることも懸念される。皆が同じ方向を向いた時が「陰の極」ということで、ドル円は目先の底打ちを完了し反発基調に入るとの見方もあるが、そういう見方があるうちはまだ陰の極ではないとも言え、今後どちらの思惑が勝るかが注目される。ユーロド?

  • 第256回 ユーロ/ドルの下げ一服でドル/円も沈む...

    前回の本欄で「対円でのドル買いが一段と強まるかどうかは、対ユーロでのドル買いが一段と強まるかどうかにもよる」、「(ユーロ/ドルは)このあたりで一旦は下げ止まる可能性も」と述べた。再確認しておくと、ユーロ/ドルの08年10月安値から09年11月高値までの上げ幅に対する61.8%押しの水準は1.340ドルで、同水準は一つの重要な節目と見られる。そして案の定、2月の19日と25日には一時的にも1.35ドル割れとなりながら、節目に近い水準で反発して下げ止まっている。26日は週末&月末絡みの調整も進み、ユーロドルは1.36ドル台前半までの戻りを見た。ただ、足下で横向きから下向きに転じ始めている200日線を上から89日線が下抜けるデッドクロスが示現しようとしていることも?

  • 第344回 2010年2月4日~2月10日までの為替見通し

    本日2月11日は、祝日の為休載とさせて頂きます。 オーストラリアは中国経済と密接な関係を持っていますが、中国のGDPが再び二桁成長を見せ、好影響が及んでいるようです。しかし、2月2日の金利引き上げは見送られ、現行3.75%の金利となっています。しかし、今の金利でも先進国の中では高いため、外貨預金はもちろん、FXでもスワップ金利狙いで人気があります。 最近、横ばいチャートから80円を切る場面を見せ、円高オーストラリアドル安方向に動きが出ています。オージーも5円、10円反転することがあり油断禁物です。 ただ、この円高は全通貨に対する傾向のようで、どうも3月期末までに治まる気配は薄そうに思います。 おりしも日本ではトヨタ・ショックで同社の株価は崩落しています。円高に加?

  • 第125回

    今週の為替相場の見通し(1/18~1/22) 先週のドル円は、91円台を週終値で維持できるかがが焦点と見ていましたが、月曜と火曜の下落で11/27の安値からの上昇トレンドを明確に割り込んだ形となりました。前週末の弱い雇用統計で米早期利上げ観測が後退したドル売りの流れが継続した上に、中国人民銀行の預金準備率の引き上げ発表でリスク回避の円買いが進み、ギリシャの財政再建策をめぐる不透明感が広がったことも円買いの支援材料となりました。そして「米小売売上高」や「新規失業保険申請件数」「ミシガン大消費者信頼感指数」などの米経済指標の悪化で長期金利が低下したこともドル売りの材料となりました。とはいえ、週末の終値は90.828円と91円割れとなったものの、週安値は90.597円と90円台割れ手前では執拗な下げ渋りを?

  • 第432回 「主要3通貨の商いは、やり直しといったところでしょうか?

     先週後半の外為マーケットの主要通貨の商状は、、、。 18日(木曜日)のニューヨーク・タイムの午後4時30分に、Fedから公定歩合の引き上げ(現行の0.50%から、0.75%へ19日から実施)等のアナウンスがありました、、、。 厳密に言えば、FF金利誘導目標の上限レート(0.25%レベル)に対する上乗せを、(プライマリー・クレジットの場合は)25bpから50bpに拡大したことになります(手続きでは、地区連銀からの要請を受けてFRB理事会での決定を経るものですが、12地区連銀全ての足並みが揃いました、ちなみに前回の2008年12月16日の1.25%から0.50%への75bp幅での引き下げの時には、6地区連銀が要請し、8地区連銀が即日先行して実施しております) ?